- 転職を考えているけど、ブラックな企業には入りたくないな。
- 福島県の危険な企業をあらかじめ知りたい。
就職・転職をするときには、最低限やばい企業は事前に知りたいですよね。そこでこの記事では、厚生労働省から発表されている福島県のブラック企業とその違反内容などを紹介していきます。
福島県のブラック企業一覧
下記は、厚生労働省が発表している「労働基準関係法令違反に係る公表事案(令和5年4月1日~令和6年3月31日公表分)」などより、引用してきた企業一覧です。労働基準法に違反していることから、明らかなブラック企業だと言えます。
| 企業・事業場名称 | 所在地 | 公表日 | 違反法条 | 事案概要 | その他参考事項 |
|---|---|---|---|---|---|
| (株)しもごう環境サービス | 福島県南会津郡下郷町 | R1.12.5 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第479条 | チェーンソーによる伐倒作業を行う際に、 伐倒について一定の合図を定めていなかったもの | R1.12.5送検 |
| (株)コウエイ | 福島県いわき市 | R2.4.20 | 労働安全衛生法第20条 クレーン等安全規則第70条の5 | 移動式クレーンを用いて作業を行うとき に、アウトリガーを最大限に張り出さな かったもの | R2.4.20送検 |
| 両沼貨物自動車(株) | 福島県会津若松市 | R2.6.15 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第328条の2 | 空気圧縮機を用いてタイヤに空気を充てん する作業を行わせるにあたり、破裂したタ イヤ等の飛来を防止するための器具を使用 させていなかったもの | R2.6.15送検 |
| 仙建工業(株) | 宮城県仙台市 | R2.8.20 | 労働安全衛生法第30条 労働安全衛生規則第636条 | 随時、特定元方事業者と関係請負人との間 及び関係請負人相互間における連絡及び調 整を行っていなかったもの | R2.8.20送検 |
| (株)アラモト | 宮城県仙台市 | R2.8.20 | 労働安全衛生法第14条 労働安全衛生規則第359条 | 掘削面の高さが2m以上の地山の掘削作業 を行わせるにあたり、地山の掘削作業主任 者を選任していなかったもの | R2.8.20送検 |
| (株)鎌田 | 福島県郡山市 | R2.11.20 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第151条の7 | フォークリフトを用いて作業を行うとき に、運転中のフォークリフトに接触するこ とにより労働者に危険が生ずるおそれがあ る箇所に労働者を立ち入らせたもの | R2.11.20送検 |
| 明和建設工業(株) | 栃木県矢板市 | R3.1.19 | 労働安全衛生法第61条 労働安全衛生法施行令第20条 | 無資格の労働者を、機体重量3トン以上の ドラグ・ショベルの運転の業務に就かせた もの | R3.1.19送検 |
| (有)ファインニクス | 栃木県小山市 | R3.3.1 | 労働安全衛生法第22条 労働安全衛生規則第578条 | 建物内の自然換気が不十分なところで、内 燃機関を有する発電機を使用させたもの | R3.3.1送検 |
| (有)三宝工業 | 福島県伊達市 | R3.3.12 | 労働安全衛生法第100条 労働安全衛生規則第97条 | 労働災害について、虚偽の内容を記載した 労働者死傷病報告書を提出したもの | R3.3.12送検 |
| 富士見産業(株) | 東京都中央区 | R3.6.17 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第532条の2 | ホッパー内部において、微紛炭に埋没する おそれのある箇所で墜落制止用器具を使用 させないで作業を行わせたもの | R3.6.17送検 |
| (有)安斎技建 | 福島県二本松市 | R3.8.25 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第151条の13 | フォークリフトを用いて作業を行うとき に、乗車席以外の箇所に労働者を乗せたも の | R3.8.25送検 |
| 山仲土木(株) | 福島県福島市 | R3.9.14 | 最低賃金法第4条 | 労働者10名に、1か月間の定期賃金合計約 347万円を支払わなかったもの | R3.9.14送検 |
| (株)かねすい | 福島県二本松市 | R3.11.25 | 最低賃金法第4条 | 労働者3名に、13か月間の定期賃金合計約 899万円を支払わなかったもの | R3.11.25送検 |
| 吾妻造林(有) | 福島県福島市 | R3.12.10 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第479条 | 伐木の作業において、立木の伐倒作業に従 事する労働者に対し、合図を行わせた後 に、他の労働者の退避を確認させることな く、伐倒させたもの | R3.12.10送検 |
| 鹿島総業(株) | 福島県南相馬市 | R3.12.10 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第164条 | 車両系建設機械を用いて作業を行うとき に、主たる用途以外の用途に使用させたも の | R3.12.10送検 |
| (株)タムラルーフ工業 | 福島県二本松市 | R4.1.13 | 労働基準法第24条 | 労働者2名に、7か月間の定期賃金合計約 150万円を支払わなかったもの | R4.1.13送検 |
| アジア海洋(株) | 東京都中央区 | R4.3.25 | 労働安全衛生法第22条 高気圧作業安全衛生規則第34条 | 潜水業務において、潜水前に潜水器を点検 しなかったもの | R4.3.25送検 |
| (医)昨雲会 | 福島県喜多方市 | R5.7.5 | 労働安全衛生法第100条 労働安全衛生規則第97条 | 4日以上の休業を要する労働災害が発生し たのに、遅滞なく労働者死傷病報告書を提 出しなかったもの | R5.7.5送検 |
| 佐藤建設(株) | 福島県南相馬市 | R5.7.19 | 労働安全衛生法第100条 労働安全衛生法第120条 労働安全衛生規則第97条 | 4日以上の休業を要する労働災害につい て、虚偽の内容を記載した労働者死傷病報 告書を提出したもの | R5.7.19送検 |
| (有)安彦染工場 | 福島県福島市 | R5.10.10 | 労働安全衛生法第45条 労働安全衛生規則第141条 | 動力により駆動される遠心機械について、 1年以内ごとに1回、定期に自主検査を行 わなかったこと | R5.10.10送検 |
| (有)但野重機 | 福島県南相馬市 | R5.10.18 | 労働安全衛生法第20条 クレーン等安全規則第66条の2 | 移動式クレーンを用いて作業を行う際、あ らかじめ作業計画を定めていなかったもの | R5.10.18送検 |
| (有)鈴木電設 | 福島県西白河郡西 郷村 | R5.10.18 | 労働安全衛生法第100条 労働安全衛生規則第97条 | 4日以上の休業を要する労働災害が発生し たのに、遅滞なく労働者死傷病報告書を提 出しなかったもの | R5.10.18送検 |
| (株)エンジン | 福島県田村郡三春 町 | R6.2.1 | 労働安全衛生法第14条 労働安全衛生規則第383条の4 | ずい道等の覆工作業主任者技能講習を修了 した者のうちから、同作業主任者を選任し ていなかったもの | R6.2.1送検 |
| (有)わたなべ | 福島県石川郡浅川 町 | R6.2.1 | 労働安全衛生法第14条 労働安全衛生規則第130条 | 木材加工用機械作業主任者として木材加工 用機械を取り扱う作業を直接指揮する職務 を行わせなかったもの | R6.2.1送検 |
| (株)我妻組 | 山形県米沢市 | R6.2.19 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第384条 | ずい道支保工等の適切な安全対策を取らず に作業構内の掘削作業に従事させたもの | R6.2.19送検 |
| (株)古川精機 | 福島県いわき市 | R6.3.6 | 最低賃金法第4条 | 労働者11名に対し、2か月間の定期賃金を 支払わなかったもの | R6.3.6送検 |
| (株)三島建材 | 福島県いわき市 | R6.3.13 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第107条 | 危険な箇所に覆いを設ける等、運転中の機 械から生じる危険を防止するために必要な 措置を講じることなく作業を行わせたもの | R6.3.13送検 |
| (株)DAISHOW | 福島県郡山市 | R6.4.19 | 最低賃金法第4条 労働基準法第26条 | 労働者1名に対する1か月間の定期賃金及 び労働者2名に対する2か月間の休業手当 を支払わなかったもの。 | R6.4.19送検 |
福島県のブラック企業は、特に建設業に多い傾向があります。
福島県での就職・転職を考えている方は、ご自身が面接を受ける企業の名前が無いか、主要取引先に上記の企業名がないかをチェックしてみてください。
ブラック企業の特徴
実はブラック企業という言葉に明確な定義は存在しません。しかし厚生労働省では、ブラック企業の特徴を以下のように説明しています。
一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
厚生労働省「ブラック企業」ってどんな会社なの? より
先ほど紹介した労働基準法に違反している会社でなくとも、これらの特徴に当てはまる企業はブラックと考えて良いでしょう。
もし福島県での就職・転職を考えている方は、気になる企業 がこういった特徴に当てはまらないかを事前にチェックしておくのがおすすめです。
また、他にも以下のような特徴があれば、一般的にブラック企業と言われています。
- 長時間労働を強制させられる
- 有給を取得できない
- 賃金が低く、やりがい搾取される
- コンプライアンス意識が低い
- 残業代が出ない・サービス残業が多い
- 離職率が高い
- トップダウンのワンマン経営
就職前にブラック企業を見分ける方法
ブラック企業を見分けるには、募集要項。面接時・面接後でそれぞれ見るべきポイントがあります。
募集要項での見分け方
面接前に、募集要項である程度ブラック企業かどうかを見分けられます。
| 募集要項で見分け方 | 詳細 |
|---|---|
| 労働条件が曖昧 | 残業代や休日出勤手当の記載がない |
| 勤務時間や休憩時間が明確でない | |
| 年収ではなく月額給与のみの記載 | |
| 裁量労働制やフレックスタイム制を悪用している可能性がある | |
| 給与条件がおかしい | 高すぎる給与をうたっている |
| 基本給が低く、残業代で稼ぐことを前提としている | |
| 賞与や昇給制度が不明確 | |
| 応募要件が緩すぎる | 学歴や職歴を問わない |
| 誰でも応募できる | |
| 企業情報が少ない | 会社名や所在地が記載されていない |
| 資本金や従業員数が記載されていない | |
| 企業理念や事業内容が不明確 | |
| 誤字脱字が多い | 誤字脱字が多い求人票は、企業の誠意が感じられない |
| 応募者への配慮が欠如している可能性がある | |
| 精神論が多い | 「やる気のある人材」を求めている |
| 「根性があれば大丈夫」 | |
| 「努力すれば誰でも成功できる」 | |
| 固定残業が多い | 固定残業が月45時間定められている |
上記のような記載があるところはブラックな傾向が強いです。エントリー前に見分けられるので、募集要項はしっかりと確認しておきましょう。
面接時の見分け方
面接時に「労働条件が不透明」で「面接のプロフェッショナリズムが欠如している」企業は、ブラック企業といえますね。
具体的には、下記のようなないようがあるかをチェックしましょう。
| 面接時の質問 | 詳細 |
|---|---|
| 労働条件に関する質問 | 残業時間や休日出勤について説明がない、または長時間労働を前提とした発言がある |
| 休暇取得について説明がない | |
| 給与体系について説明がない、または低すぎる給与 | |
| ハラスメントに関する質問 | ハラスメント対策について説明がない |
| ハラスメントがあった場合の対応について説明がない | |
| 企業説明の内容 | 企業理念や事業内容、将来ビジョンが説明されない |
| 具体的な業務内容の説明がない | |
| 面接官の態度 | 高圧的な態度で接する |
| 質問に明確な答えをくれない | |
| 応募者の話を遮る | |
| その他 | 面接場所が汚い |
| 面接官の服装がだらしない | |
| 面接の時間に遅刻する | |
| 内定後に条件が変わる |
一次面接・二時面接・最終面接、フェーズを問わず面接官の態度・質問をチェックしましょう。
面接後の見分け方
面接時までの対応が良くても、面接後の対応が最悪な企業もあります。
| 面接後の見分け方 | 詳細 |
|---|---|
| 従業員のレビューの確認 | 転職会議、OpenWorkなどの職場レビューサイトで詳細を確認する |
| 各レビューサイトに「ブラック企業」等の単語がレビューに含まれているかどうかをチェック | |
| 企業の公式情報と照合 | 各サイトの内容・面接時の内容と、企業の公式ウェブサイトやプレスリリースから情報を得て、面接中の情報と照らし合わせる |
| 既存社員・元社員への聞き込み | LinkedInなどを使い、現在または過去にその企業の職員を探し、労働条件や企業文化について直接尋ねる |
| 労働法違反の履歴の確認 | 当ページでブラック企業リストを確認 |
| 企業が労働関連の訴訟や違反でニュースになっているかをインターネットで調べる | |
| オファー後の変更の有無 | 内定後に不利益な条件変更がされないか |

