- 転職を考えているけど、ブラックな企業には入りたくないな。
- 北海道の危険な企業をあらかじめ知りたい。
就職・転職をするときには、最低限やばい企業は事前に知りたいですよね。そこでこの記事では、厚生労働省から発表されている北海道のブラック企業とその違反内容などを紹介していきます。
北海道のブラック企業一覧
下記は、厚生労働省が発表している「労働基準関係法令違反に係る公表事案(令和5年4月1日~令和6年3月31日公表分)」などより、引用してきた企業一覧です。労働基準法に違反していることから、明らかなブラック企業だと言えます。
| 企業・事業場名称 | 所在地 | 公表日 | 違反法条 | 事案概要 | その他参考事項 |
|---|---|---|---|---|---|
| (株)ルーツ・オブ・ジャパン | 北海道札幌市西区 | R5.6.15 | 最低賃金法第4条 | 労働者6名に、2か月分の定期賃金約182万円を支払わなかったもの | R5.6.15送検 |
| (株)三協輸送サービス 札幌ロジスティックセンター | 北海道札幌市西区 | R5.7.6 | 労働基準法第36条 | 労働者2名に、月100時間以上の違法な時 間外労働を行わせたもの | R5.7.6送検 |
| (株)ブンテン | 北海道檜山郡江差町 | R5.7.21 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第130条の6 | ミートチョッパーに食肉を送給する際に、 当該機械の運転を停止させなかったもの | R5.7.21送検 |
| (株)山辺畜産 | 北海道函館市 | R5.9.19 | 労働基準法第108条 | 賃金台帳に、労働日数の一部を記入してい かったもの | R5.9.19送検 |
| (有)函館仮設 | 北海道亀田郡七飯町 | R5.10.3 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第519条 | 高さ約12mの体育館の屋上で、要求性能墜 落制止用器具を使用させる等墜落防止措置 を講じることなく労働者に作業を行わせた もの | R5.10.3送検 |
| コウジン建設 | 北海道函館市 | R5.11.17 | 労働安全衛生法第100条 労働安全衛生規則第97条 | 4日以上の休業を要する労働災害が発生し たのに、遅滞なく労働者死傷病報告を提出 しなかったもの | R5.11.17送検 |
| (株)モエレ産業 | 北海道札幌市北区 | R5.12.6 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第171条の6 | 解体用機械を用いて作業を行う際、労働者 を危険な場所に立ち入らせたもの | R5.12.6送検 |
| コスモ建設(株) | 北海道札幌市清田区 | R6.1.18 | 労働基準法第120条 | 労働基準監督官の尋問に虚偽の陳述を行っ たもの | R6.1.18送検 |
| 共通運送(株) | 北海道札幌市白石区 | R6.1.22 | 労働基準法第32条 | 労働者3名に、36協定の延長時間を超える 違法な時間外労働を行わせたもの | R6.1.22送検 |
| 東亜建設工業(株) | 東京都新宿区 | R6.1.25 | 労働安全衛生法第31条 労働安全衛生規則第646条 | 請負人に型枠支保工を使用させる際、安全 基準に適合した措置を講じていなかったも の | R6.1.25送検 |
| (株)丸惣佐藤組 | 北海道札幌市中央区 | R6.1.25 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第240条 | 型枠支保工を組立図により、組立てていな かったもの | R6.1.25送検 |
| 函館バス(株) 本社・函館営業所 | 北海道函館市 | R6.3.1 | 労働基準法第32条 | 有効な36協定締結・届出を行うことなく、 労働者8名に違法な時間外労働を行わせた もの | R6.3.1送検 |
| (有)ケイホク運輸 | 北海道帯広市 | R6.3.12 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第519条 | 高さ約2.5メートルのコンクリートミキサー 車のステップで、防網を張り又は要求性能 墜落制止用器具を使用させることなく労働 者に作業を行わせたもの | R6.3.12送検 |
| (株)シンワ商会 本社・清田SS | 北海道札幌市清田区 | R6.3.13 | 労働基準法第37条 | 労働者1名に、12か月間の時間外労働の割 増賃金を支払わなかったもの | R6.3.13送検 |
| (株)安井組 | 北海道旭川市 | R6.3.13 | 労働安全衛生法第20条 クレーン則第66条の2 労働安全衛生法第20条 クレーン則第70条の5 | 移動式クレーンを用いて作業を行う際に、 作業の方法を定めず、また、アウトリガー を最大限に張り出さなかったもの | R6.3.13送検 |
| (株)誠林 | 北海道札幌市北区 | R6.3.14 | 労働安全衛生法第100条 労働安全衛生規則第97条 | 4日以上の休業を要する労働災害が発生し たのに、遅滞なく労働者死傷病報告を提出 しなかったもの | R6.3.14送検 |
| 北寿産業(株) | 北海道夕張市 | R6.3.19 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第361条 | 深さ約2.7メートルの掘削溝の内部で労働者 に作業を行わせる際に、土砂崩壊による危 険防止措置を行わなかったもの | R6.3.19送検 |
| (株)コスモメカニクス | 北海道旭川市 | R6.3.19 | 最低賃金法第4条 | 労働者2名に、1か月分の定期賃金を支払 わなかったもの | R6.3.19送検 |
| (同)糸島 | 北海道河東郡上 士幌町 | R6.3.19 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第164条 | 車両系建設機械を主たる用途以外の用途に 使用したもの | R6.3.19送検 |
| 幌加内土建(株) | 北海道雨竜郡幌 加内町 | R6.3.19 | 労働安全安衛法第21条 労働安全衛生規則第519条 | 高さ約2.7メートルの屋根上で、防網を張 り又は要求性能墜落制止用器具を使用させ ることなく労働者に作業を行わせたもの | R6.3.19送検 |
| (株)北星商事 | 北海道紋別市 | R6.3.22 | 労働安全衛生法第20条 労働安全衛生規則第151条の74 | 貨物自動車に荷を積む作業を行う際に、労 働者に適格な保護帽を着用させなかったも の | R6.3.22送検 |
| 本別運送(株) | 北海道中川郡本 別町 | R6.3.25 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第519条 | 貨物自動車の荷台から高さ約3.6メートルの サイロ内で、防網を張り又は要求性能墜落 制止用器具を使用させることなく労働者に 作業を行わせたもの | R6.3.25送検 |
| (株)佐野重機 | 北海道札幌市西 区 | R6.3.25 | 労働安全衛生法第100条 労働安全衛生規則第97条 | 4日以上の休業を要する労働災害が発生し たのに、遅滞なく労働者死傷病報告を提出 しなかったもの | R6.3.25送検 |
| (株)小川技工 | 北海道標津郡中 標津町 | R6.3.25 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第524条 | 高さ約7.2メートルの屋根上で、踏み抜き の危険防止のため、歩み板を設け又は防網 を張ることなく労働者に作業を行わせたも の | R6.3.25送検 |
| 道進工業(株) | 北海道帯広市 | R6.3.28 | 労働安全衛生法第21条 労働安全衛生規則第532条の2 | ホッパーの内部など土砂に埋没する等おそ れのある場所で、危険を防止する措置を講 じることなく労働者に作業を行わせたもの | R6.3.28送検 |
| (株)タチノ 南帯広工場 | 北海道帯広市 | R6.3.28 | 労働安全衛生法第30条の2 労働安全衛生規則第643条の2 | 元方事業者と関係請負人の労働者の作業が 同一の場所で行われる際に、随時、相互間 の連絡及び調整を行わなかったもの | R6.3.28送検 |
北海道のブラック企業は、特に運輸業関係に多い傾向があります。
北海道での就職・転職を考えている方は、ご自身が面接を受ける企業の名前が無いか、主要取引先に上記の企業名がないかをチェックしてみてください。
ブラック企業の特徴
実はブラック企業という言葉に明確な定義は存在しません。しかし厚生労働省では、ブラック企業の特徴を以下のように説明しています。
一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
厚生労働省「ブラック企業」ってどんな会社なの? より
先ほど紹介した労働基準法に違反している会社でなくとも、これらの特徴に当てはまる企業はブラックと考えて良いでしょう。
もし北海道での就職・転職を考えている方は、気になる企業 がこういった特徴に当てはまらないかを事前にチェックしておくのがおすすめです。
また、他にも以下のような特徴があれば、一般的にブラック企業と言われています。
- 長時間労働を強制させられる
- 有給を取得できない
- 賃金が低く、やりがい搾取される
- コンプライアンス意識が低い
- 残業代が出ない・サービス残業が多い
- 離職率が高い
- トップダウンのワンマン経営
就職前にブラック企業を見分ける方法
ブラック企業を見分けるには、募集要項。面接時・面接後でそれぞれ見るべきポイントがあります。
募集要項での見分け方
面接前に、募集要項である程度ブラック企業かどうかを見分けられます。
| 募集要項で見分け方 | 詳細 |
|---|---|
| 労働条件が曖昧 | 残業代や休日出勤手当の記載がない |
| 勤務時間や休憩時間が明確でない | |
| 年収ではなく月額給与のみの記載 | |
| 裁量労働制やフレックスタイム制を悪用している可能性がある | |
| 給与条件がおかしい | 高すぎる給与をうたっている |
| 基本給が低く、残業代で稼ぐことを前提としている | |
| 賞与や昇給制度が不明確 | |
| 応募要件が緩すぎる | 学歴や職歴を問わない |
| 誰でも応募できる | |
| 企業情報が少ない | 会社名や所在地が記載されていない |
| 資本金や従業員数が記載されていない | |
| 企業理念や事業内容が不明確 | |
| 誤字脱字が多い | 誤字脱字が多い求人票は、企業の誠意が感じられない |
| 応募者への配慮が欠如している可能性がある | |
| 精神論が多い | 「やる気のある人材」を求めている |
| 「根性があれば大丈夫」 | |
| 「努力すれば誰でも成功できる」 | |
| 固定残業が多い | 固定残業が月45時間定められている |
上記のような記載があるところはブラックな傾向が強いです。エントリー前に見分けられるので、募集要項はしっかりと確認しておきましょう。
面接時の見分け方
面接時に「労働条件が不透明」で「面接のプロフェッショナリズムが欠如している」企業は、ブラック企業といえますね。
具体的には、下記のようなないようがあるかをチェックしましょう。
| 面接時の質問 | 詳細 |
|---|---|
| 労働条件に関する質問 | 残業時間や休日出勤について説明がない、または長時間労働を前提とした発言がある |
| 休暇取得について説明がない | |
| 給与体系について説明がない、または低すぎる給与 | |
| ハラスメントに関する質問 | ハラスメント対策について説明がない |
| ハラスメントがあった場合の対応について説明がない | |
| 企業説明の内容 | 企業理念や事業内容、将来ビジョンが説明されない |
| 具体的な業務内容の説明がない | |
| 面接官の態度 | 高圧的な態度で接する |
| 質問に明確な答えをくれない | |
| 応募者の話を遮る | |
| その他 | 面接場所が汚い |
| 面接官の服装がだらしない | |
| 面接の時間に遅刻する | |
| 内定後に条件が変わる |
一次面接・二時面接・最終面接、フェーズを問わず面接官の態度・質問をチェックしましょう。
面接後の見分け方
面接時までの対応が良くても、面接後の対応が最悪な企業もあります。
| 面接後の見分け方 | 詳細 |
|---|---|
| 従業員のレビューの確認 | 転職会議、OpenWorkなどの職場レビューサイトで詳細を確認する |
| 各レビューサイトに「ブラック企業」等の単語がレビューに含まれているかどうかをチェック | |
| 企業の公式情報と照合 | 各サイトの内容・面接時の内容と、企業の公式ウェブサイトやプレスリリースから情報を得て、面接中の情報と照らし合わせる |
| 既存社員・元社員への聞き込み | LinkedInなどを使い、現在または過去にその企業の職員を探し、労働条件や企業文化について直接尋ねる |
| 労働法違反の履歴の確認 | 当ページでブラック企業リストを確認 |
| 企業が労働関連の訴訟や違反でニュースになっているかをインターネットで調べる | |
| オファー後の変更の有無 | 内定後に不利益な条件変更がされないか |

